ゆったり六甲


  高校時代の友達が、六甲山をゆったりと歩きたいというので、六甲の山頂で泊まることにしました。一日目は、予報よりも悪くて雨がしっかり降りました。そこで、雨の中でも過ごせる場所へ出かけました。最近出来た六甲ガーデンテラスへ、バスで出かけました。

ガーデンテラスより

  これは、翌日にガーデンテラスから神戸港方面を撮った写真です。

  そのあと、オルゴール館のホール・オブ・ホールズへ行きました。折しも到着したバスの運転手さんに、「このバスで良いのですね?」と、確かめました。そうしたら、「歩いても近いですよ」との言葉に、雨の中を歩いていきました。15分ほど歩きましたけれど、馬酔木の林の中を抜ける道は、気分が良かったです。アジサイが沢山あったので、シーズンの時の見事さを彷彿とさせました。

  ホール・オブ・ホールズへ到着したときに、オルゴールの演奏は、始まっていました。丁度30分ぐらいの演奏です。その後も違うオルゴールの演奏があるというので、上の階を見た後、もう一度演奏を聴くことにしました。上の階では、オルゴール作家の色んなオルゴールが展示してありました。すごく高いものもありました。

  シリンダーオルゴールとディスクオルゴールが有ると言うことも説明して貰いました。シリンダーオルゴールの一つの説明を聞きました。一本のシリンダーに6曲入っていて、そのシリンダーが6本有るので、一つのオルゴールで36曲演奏できるとのことでした。一目盛り動かして、2曲聴かせてくれました。制作するのに、家一軒分の費用がかかるとの話でした。

  サボテンで作った楽器「レインスティック」は、手にとって音を出すことが出来ました。二度目の演奏も、丁寧な説明で面白く見聞きすることが出来ました。オルゴールの内部が分かりやすいように、ビデオで写した映像を画面に拡大して写していました。曲の演奏は、オルゴールのプログラムであるディスクが司り、風圧で曲を演奏していました。バイオリン・ピアノ・大太鼓・小太鼓・シンバルン・トライアングルなど、様々な楽器を操る様は、素晴らしいと思いました。


  下の写真を見ても、大変凝った作りなのがおわかりいただけると思います。バイオリンもちゃんと本物の弦が張ってあるそうです。

      

  雨の中をついでだから、お隣の六甲高山植物園も散策しました。もう少し早い時期だと、色んな花を見るここが出来たでしょう。ウメバチソウとダイモンジソウが咲いていました。雨が止まないので、ホテルへ帰るためにバスに乗ろうとしました。でも、ワンタッチで乗り遅れてしまってまた、ホテルまで歩きました。

五葉ツツジの紅葉

  雨に濡れた五葉ツツジが色鮮やかでした。

  何時までも雨が止まないので、もう綺麗な夜景は諦めていました。夕食の時は、時折外を眺めていたのですが、その時はたまたま見えなかったのですが、時折夜景がスイッチが入ったように見えていたそうです。部屋でゲームに興じた後、ドリンクサービスの提供があったので、バーへ行ってみました。すると、とっても綺麗な夜景が見えました。嬉しかったので、一時間ほど夜景を見ながら過ごしました。

  

  二日目は、とっても素晴らしい青空が広がっていました。前日に訪れた、ガーデンテラスから歩き始めることにしました。ガーデンテラスからも神戸の港が一望に出来ました。でも、残念ながら明石海峡大橋までは眺めることが出来ませんでした。眺望がそんなに良くはなかったからです。でも、前夜の雨で木々は緑がひときわ鮮やかでした。まだ早いと心配された紅葉も、少しは色づいていました。

  最高峰まで、ハイキングコースが付いているので、気持ちの良い道を歩くことが出来ました。写真を撮りながらゆっくりと時間をかけて歩きました。こんな風に歩くと、山になれていなくても誰でも気持ちよく歩くことが出来ると分かりました。

  最高峰間近

  この前最高峰へ行ったときは、霧が一面に立ちこめていて、景色を眺めることも出来ませんでした。以前に見た六甲山で採れた山毛欅の苗木は、ネットで守られてはいるけれど、今年の天候不順の影響を受けている為かあまり元気そうには見えなかったのが少し心配です。

最高峰  最高峰付近

  このようにして六甲の最高峰を楽しんだ後、もう一度ガーデンテラスへ戻りました。そこで食事をするつもりでしたが、ものすごい込みようで残念ながら断念しました。ホテルで荷物を預かった貰っていたので、ホテルへ戻って食事を摂り、その後六甲ケーブルに乗りました。行きは、荷物を預かって貰う為に、ホテルの送迎バスに乗ったので、帰りは、友達に六甲ケーブルを体験して貰おうと思ったからです。

  最近、二度ほど登りのケーブルには乗ったことがあるのですが、下りは初めてでした。登りとはまた、趣が違って面白いと思いました。

六甲ケーブル  

  最後に途中で見かけた花を少しだけあげておきます。

  ナギナタコウジュ  アザミ  アキチョウジ  アキノキリンソウ

 (
2003.11.09 掲載)




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